このレビューはネタバレを含みます
割り切った「異邦人」をみる感覚で観れる
犯罪物語というより悲恋物語
ミュージックビデオのように軽やか
カルリートスは楽しむために盗む
ラモンは家業として生活のために盗む
たぶん2人は最初から恋してた
でもカルリートスは気づけなかったし
ラモンは見ないようにしていた
恋って何なのかわからない恋だってある
2人は意識してないかもしれないけど
双子とのダブルデートは双子を通してお互いを感じているのではないか
過剰なほどのホモフォビックな振る舞いはその裏返しなのではないか
最後の方はもう勝手にthe smithsを感じて
キスしないでくれ〜しないでくれ〜〜(キスしない方が物語としてより切なくなってくれるから)と念じながら観ていた…笑
there is a light that never goes out は、「ドライブ中事故にあって 君の隣で死ねたなら 天にも昇る心地だろうな」て歌っていたけど、カルリートスは天国へは行けない
カルリートスは純粋すぎる 徹底的に自分本位
一度だけ流れた涙はラモンについてのものだろうな
いつのまにかラモンの為に生きていた