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永遠に僕のもののtoshiのレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
4.1
狂気な10代の少年がアルゼンチンで起こした事件を映画化した今作。
時代は遡り1970年代。カルロス・プッチという少年はその風貌からは予想も出来ない連続殺人を繰り返しました。そして逮捕され終身刑となり未だ服役中との事。

専門学校に通う中性的な見た目のカルリートス(カルロス・プッチ)は平然としかも容易に窃盗を繰り返す。そんなある日専門学校で見かけた生徒のラモンに近づく。ラモンはカルリートスとは異なり非常に男臭い雰囲気ですが、彼に近づいたのは友達になりたかったからなのか、それとも恋心なのか・・・。
兎に角意気投合し仲良くなったこの二人ですが、ある日ラモンが父親に会わせたいと言い出しカルリートスはラモン宅へ・・・。そこには拳銃のメンテをしている何故か下半身はトランクス姿の父親が。そして妙に色気のある母親。ラモンファミリーに出逢ったカルリートスは狂気が開花していき次々といとも簡単に殺人を繰り返す様に・・・。そして・・・。

内容からガッツリ見入ってしまう感じ?と思ったのですが、何かすべてが中途半端といいますか意外や平然と観ておりました。が、これが不思議な感じで且つ退屈ではない・・・、嫌いじゃないです。
また、カルリートス演じるロレンソ・フェロが可愛い。綺麗な女性というよりか可愛い女の子みたいな容姿で男性の私ですら見入ってしまう程。
ブロンドカーリーヘア、ぽってり唇、幼児体形の様なお腹。兎に角可愛い!!
こんな可愛い子が殺人を犯すなんてと思いましたが、実話となるとカルロス・プッチ自身もこんなに可愛かったのか?と気になり鑑賞後画像検索したら確かに可愛い。今作かなり風貌や容姿を寄せてきた事がわかります。

時代も手伝ってなのか、どこか時計じかけのオレンジを思い出す今作。
そして平然と人を殺してしまうこの可愛い少年が実在した事に恐怖を感じました。

【余談1】
公開から結構時間が経っている事もあってか場内は数えられる程度の人。でも私以外全て女性でした。おそらく美青年ロレンソ・フェロ目当てでしょう。でもラモン父親のトランクス脇からこぼれているシワシワなふ〇りをまさかスクリーンで、デーン!!とどアップで目にするとは予想もしなかったことでしょう。私もですけどw

【余談2】
本日イクスピアリで鑑賞しました。入り口付近では毎度上映中のディズニー作品の人形とかと一緒に写真を撮れるコーナーがあるのですが、今日はトイ・ストーリーのキャラ(人形)たちが並んでいました。ウッディはじめ慣れ親しんだ人形達が仲良く並んでいます。それを何となく眺めていたのですが、ふと「でもウッディは今はバズやジェシー達と一緒じゃないんだよな」と思うと急にこみ上げてきて泣きそうになったので、その場をすぐ離れてトイレに駆け込みました。
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