中性的な主人公の奔放に振るわれる暴力の数々は、時に嫉妬や恋愛事のジレンマだったり、何より盗む理由が"好きな人に物をあげると喜んでくれるから"と平然と口にする主人公が、相棒への最初のプレゼントは自分のライターなの、まごう事なき青春恋愛映画なんだなって。
"盗まないと気が済まない"、わけではなくて、今この瞬間"何となく奪える"から、窃盗・殺人を次々に重ねていくんだけれども、
必ずも思い通りにできない"在るもの"をタイトル通り永遠にしてしまうのが、後半のあの行動なんだなぁと…。
彼の容姿の美しさが、自由気まま暴力にある種の言質を与えてるわけで、それを彼は迷う事なく振るっていく。
ただ、彼にとってピアノに関しては、きちんと練習と努力の成果を垣間見ることができて、そのピアノにある物を隠していたの、色々察しようとしてしまう。
この映画は絶対的な説得力を与えるくらいの美少年が必要だったわけだけど、
アルゼンチンから突如彗星のごとく我らの前にご降臨された次代のティモシーシャラメことロレンソ・フェロ君。
中性的な美少年の造形美と狂気のエロさ、艶かしさのテロる… フェロモン凄すぎて血液が沸騰した