レオ

THE GUILTY/ギルティのレオのレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
3.4
警察の電話オペレーターに、誘拐された女性からの通話が舞い込む。詳細不明、犯人と思しき男から常に監視されている中で通話だけを頼りに彼女を救えるか?...という設定のサスペンスミステリー。

画面に映る主要キャストはオペレーターのみ、場所もオペレーター室のみと完全に主人公だけの目線で話が進行する。この構成は棺桶に閉じ込められた男が通話を頼りに脱出を目指すソリッドスリラー映画「リミット」を思い出す。本作は救出者目線での「リミット」のような作品と言えそう。

そういった目線から両者を比較すると、追い詰められて死が迫った状況の緊迫感に着眼点を置いたのが「リミット」、事件の全容を暴く謎解きに重点を置いたのが本作「ギルティ」であると思う。

本作のストーリー展開としては、外で捜査にあたる人からの情報でどんどん事件の詳細と深刻さが伝わって来る流れになる。映像では全く出てこなくとも、想像するだけで恐ろしさが伝わるショッキングな内容も含まれている。

観ている側にもかなりの集中が求められるので、気が散らない環境で物語に入り込んで観たい作品。

最後の展開は中々のどんでん返しだが、このあまりに酷な真相は好みが分かれそうかな。

■共通項目
脚本:☆☆☆☆
映像:☆☆☆
音楽:☆☆☆
役者:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆
オリジナリティ:☆☆☆☆
個人的好き度:☆☆☆

■ジャンル項目(サスペンス、ミステリー)
謎解き度:☆☆☆
ハラハラ度:☆☆☆
どんでん返し度:☆☆☆☆
レオ

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