このレビューはネタバレを含みます
祝福と呪いはセットだ
父親からの拒絶、母親からの無関心
「お前は独りぼっちの人生を選んだ、一生愛されない」と告げる母親の業の深さと病みつき具合よ
映画としてはかなり空想入り混じるミュージカル映画。ララランドとかグレイテストショーマン的な印象を受けました。
オシャレさに振り切ったんですね。しかしよくあんなに色々衣装とかも再現したなぁ。
この映画の前にホイットニーを見たのでどうしても比較しちゃうんですが、両者とも歌手として大成功しながら愛を求めて傷ついて生きていましたが、ホイットニーの方はお母さんが愛してくれていましたよね。だから、ホイットニーは「愛する」という事に辿り着いたんだと思います。エルトンにはなかなかそれが出来なかった。
愛を知れば悲しみも知るけど、愛を知らなければ傷つけることしか出来ない。
「見てもらう」ための苦痛エクストリームって感じだなぁ。
バーニーがいてくれて本当によかった。
エルトンを知らずに見たので存命なんだと知って良かったです。伝記映画って結構主人公亡くなってる事多いので…。
最後は夫に会えたり基金を設立したりと希望で終わったのでよかった。と思いつつ、物足りなさも感じつつ。結局普通の生き方は物足りなくて、だけど安寧があるのかも。神様に振り回されない生き方が出来るから。
一番好きな歌はユアソングだったなぁ。