ど派手なエンターティメントと独特のファッションセンス、サービス精神旺盛なのが度々クスッとしてしまう。
そしてそれに負けない素晴らしい音楽。
ピアノで奏でればその世界に一気に引き込まれてしまう。
印象的だったのは音楽パートナーのバーニーを想って打ち明げパーティの人混みを寂しく歩くシーン。タイニーダンサーが流れて切なく痛く胸に響いた。
ミュージカルとイマジネーションの世界観は才能とユーモアと繊細さが混在するエルトンそのものを物語っていると思った。
ラストまで一気に魅せるのは劇中のエルトンの音楽がずっと輝いていたから。
才能溢れるキラキラした世界とは反対に
ずっと愛を欲していたエルトン。
切なくて楽しくて泣けるとても素敵なエンターテイメント映画だったと思う。
