nnn

キングダムのnnnのネタバレレビュー・内容・結末

キングダム(2019年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

原作人気漫画のキングダムを実写化。海外でも2か月遅れで公開される。邦画とは思えないほどの圧倒的スケール感が魅力との噂を確かめに、原作を知らないが鑑賞。結果、予想していた通りのスケール感を味わることが出来た。

ストーリーは少年漫画の王道を貫いており、二人の奴隷の少年が天下の大将軍を目指す為に修行に没頭する中、少年の一人「漂」だけがとある理由で王宮に連れていかれる。主人公「信」は「漂」に追いつくために修行を続けるが、そこで瀕死の「漂」に遭遇。仇を打つため、そして約束の大将軍を目指す足掛かりとして、漂とうり二つの王様「政」と王座奪還を目指す話。
とにかく世界観が確り実写出来ており、戦闘シーンの壮大さは鳥肌もの。中華統一の戦国時代をベースにしており、原作もまだ終わりが見えないぐらいのスケール感。本作はその本の序章を実写化しているが、一つの映画としては完結されていた。役者も若手からベテランまで役になり切っており、信・漂の二人、山の王(長澤まさみ)、王騎(大沢たかお)、その他諸々外れの役がない。敵も相当な曲者揃いであり、一つ一つの戦闘シーンすべてが手汗握るシーンばかりだ。信と左慈との闘いや政の倒れず戦い続ける気迫も凄まじく、また特に長澤まさみと大沢たかおに関しては今までの評価が変わるぐらいの圧倒的存在感であった。

元々原作の絵があまり好きになれず漫画に手を付けてこなかったが、この作品はきっと原作こそさらに面白いのだろうと思わせてくれた。それだけでも実写化の成功と言えるであろう。少年漫画の王道を突き進む本作はきっと続編も実写化するに違いない。また次回作も見れることを楽しみにしたい。
nnn

nnn