みやさか

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのみやさかのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2020/11/23 観賞。

久しぶりに映画を観て感想をまとめたくなりました。率直な感想をまとめます!

あくまで個人の感想なので悪しからず。

アニメは先週から1週間かけてネトフリで鑑賞。感動ものだよと強くおすすめされたので、観始めました。

正直、割りと感動ものとしては王道な人物設定やストーリーで、泣かせにくるポイントがうっすら見えていたので、少し一歩引いたスタンスで観ていたのですが‥‥

10話で涙腺崩壊。30分単発の話で泣いたの初めてです。こういうスタンスで視聴してる人間を泣かせにこれるってすごいよね、ホントに。
(ちなみに個人的には、10話>>>>>最終話でした。まぁ、でも映画で続編が決まってれば最終話にクライマックスおかなくても納得できる。)

ということで、無事アニメを見終わって昨日映画観てきました。
なんと、涙はでませんでした(笑)
感動はしたけどもね。

ということで、
惜しかった点一つ。
良かった点二つ。

惜しかった点は、「泣かせポイント」が見えすぎたこと、と多かったところ。

冒頭にアンちゃん持ってきたのは、序盤から泣かせにきたかーと思ったし、ユリス君は登場した段階で、展開がわかったので、ここにもポイントおいてきたかーと思ってました。そう思っちゃうと涙はでんのよね~。

ただこの辺は、映画から初見でこの作品を観る人対して、作品の表現の肝というか、ここは観て感じ取って味わって欲しいって思う部分だと思うので。
組み込まれててもいいと思いました。

特に初見さんはユリス君の話で泣いた人が多いのでは?

ああでも、アンちゃんの話は、どっちかというとアニメから観てた人向けなのかな。リアルタイムで観てて映画で久しぶりにアンちゃんエピソード思い出した人からすると不意を疲れての涙、だったのかもしれない。
自分は間をおかずに観ちゃったので、感動はやや薄でした。普通に大好きだけどね、この話は。

で、良かった点二つ。

一つめ。
作画が美しい。美しい。
音楽が素晴らしい。素晴らしい。
風景の描写がとっても良い。音楽と調和しているし、人物の気持ちとリンクしてるようにも思えた。

最近は、ピクサー映画やスパイダーバース等の海外アニメ映画を観てて、その作画のワクワク感に「ちょっと日本アニメおされちゃうんじゃないの?」って思ったりもしたけど‥‥

全然そんなことなかったごめんなさい。
心落ち着いて、うっとりしてしまうような、ついつい観いってしまうような美しい作画は日本アニメが最高峰だと再認識しました。まして劇場版。
大スクリーンでそれが観れることの喜びたるや。

個人的には、ヴァイオレットとギルベルトが夜の浜辺で再会する、あのシーンはもうずうっと、ただただ綺麗な美しいものに魅了されてました。あのシーン観るだけにもっかいチケット代払っても良いぐらい。

あえて言うなら、みちしるべよりもsincerelyの方が好きだったからそっち流してもらったらなお良かったかなぁ。
好みの問題(笑)みちしるべも良かったけどね。

二つめ。
再会したヴァイオレットとギルベルトの「その後」が映画内で描かれてなくて、安心しました。CH郵便社で受付嬢が、博物館に出てきたときは、もしかして婆になったヴァイオレットがでるのか?もしくは、ヴァイオレットの子やら孫やらがでてきちゃうのか?と思ったけど、杞憂でしたね。

個人的に、この映画は「18歳のヴァイオレットが、ずっと思い続けてきたギルベルトに再会する」ここだけを切り取ったものであって欲しかったので。余計な後日談とかなくてホントに良かったです。最後の最後に、エカルテ島限定切手に、ヴァイオレットの姿がある、というのは最高に理想的な結びだったと思います。

以上感想終わり。

駆け足でアニメと映画を観ることになってしまったけど、ばっちり満足感。
ただ、じっくり、斜に構えずに観れてればもっと感動できたのかな、とも思いました。

いろいろ書きましたが、僕はこの作品大好きです。