最近流行りの「数十年後の続編」のほとんどがファンサービスに終始するだけの安いノスタルジック作品ですが、それらとは一線を画す完成度だと思います。
前作をベースに新たな物語を展開しようとする姿勢が随所にうかがえるし、何より先の読めない展開に引き込まれます。
ダニーが40年ぶりにホテルを訪れ、”あの破られたドア”をじっと見つめる場面は、単なるサービスショットではなくトラウマと対峙するテーマを象徴するようでもあり、言葉では表現しがたい映画的な興奮に溢れていました。
「歴史的傑作の続編」「原作者への配慮」など、想像を絶するプレッシャーの中で上手に立ち回りすぎたことが鼻につく部分もありますが、恐怖の扉が再び開かれることのワクワク感には抗えませんでした！
