なつめ

ふたりの女王 メアリーとエリザベスのなつめのレビュー・感想・評価

4.1
女王二人は小鼻までもが美しく(今まで鼻の穴をきれいって思ったことなかった)、スコットランドの風景は広々と寒々しく、見ごたえがあった。衣装も色が抑えめなのがかえって魅力的。

きれいだから見入っちゃうんだけど、まあーメアリーは人望薄いキャラ設定だったなあ。あの狭量、腹を立てるとすらすら酷いことを言える能力。もうちょっとお義兄さんに相談してもよかったのでは。メアリーは王家の血筋を信じすぎでしょうと思ったけど、史実を振り返ると彼女がそれを信じる理由も理解はできる。それにしても、21世紀の外国の庶民は口を開けて眺めているしかなかった。

- ケイト・ブランシェットのほそながエリザベスを観返したくなった。マーゴット・ロビーのごついエリザベスもよかった。
- 男性陣は、基本嫌な奴らという設定であまり深みがなく、どっちでもいい感じ。もうちょっと人数絞って内側を掘り下げてくれてもよかったかな。
- 黒人とアジア人がひとりずつ脇役で登場していたの、史実に即していないと思うんだけど、PC的な配慮なの?
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