韓国映画は雨が似合う。
自宅マンション前での殺人現場をベランダから目撃した主人公のオッサンと、見られていたことに気付いてる犯人のドキドキ追いかけっこムービー。部屋の階を下から数える仕草にゾクゾク。こ、こえぇーー！！
家と家族を守る為に刑事に何を聞かれても知らんぷりを突き通すオッサンに途中イライラしてして焦れるんだけど、警察がまた無能すぎてそりゃ協力したくない気持ちも分からんでもない。
捜査に協力しません、って署名を集めたりする警察への不信感とか、本当は他人に興味津々なのに面倒に巻き込まれたくない故に無関心を装うマンションの住民たちの描写が韓国社会へのサラリとした皮肉なのかな。知らんけど。
見て見ぬふりは悪のような気もしてしまうけど、正義感だけじゃ片付かない事象もあるからなぁ。
イライラ焦れ焦れしつつ、ヒヤヒヤする展開が多くて最後まで飽きずに観れた。けど、なんかもうちょっと欲しかったかな！
ラストシーンは余韻が残る感じでやるせなくて好きです。
