脱皮の殻

砂塵の脱皮の殻のレビュー・感想・評価

砂塵(1939年製作の映画)
3.4
いかさま師と町長がずぶずぶな関係の無秩序な町に名保安官の息子が保安官代理として世直しに来る西部劇。

西部劇はあまり観たことがないけど、拳銃でドンパチして人が沢山死ぬ荒々しいイメージだったので、拳銃を持たず紳士的な主人公に物珍しい印象を持った。
「銃を持たないお前は何を武器にする?」という問いに主人公が「法と秩序」と答えるシーンがものすごくかっこよかった。ただ、最終的に主人公にあまりかっこいい印象がなくなっちゃったね(超有能なのは窺えたけど)。あまりにも見せ場が少なくて。
世直しは個人の行動だけでは不足で、集団が動かないと意味がないのかなと今作を観て感じた。個人の行動でいかに集団を突き動かせるのかが大事なのかな。今の時代にも言えそうだな。

マレーネ・ディートリッヒさんユマ・サーマンさんに激似じゃん。
脱皮の殻

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