砂塵の作品情報・感想・評価

「砂塵」に投稿された感想・評価

torisan

torisanの感想・評価

4.0
無性に古典西部劇が観たくなり鑑賞。全般的に、底抜けに明るくて、楽しくて、爽快な、素晴らしい娯楽映画でした。映画ってのは楽しいものだ!というアメリカの当時の精神みたいなものが、凝縮されていたように感じます。どのキャラもクセがありながらどこか愛らしい。保安官業でありながら銃を持たない主人公の魅力的なこと!酒場でミルクを注文するシーン(ドラゴンボールの元ネタここか!)。悪役含めて、心底嫌な人が出てこないこの感じ。なんだか、往年の宮崎駿映画を見てる様な、明るさ、爽やかさを、感じる事ができました。
面白い。ディートリッヒがJ・スチュアートとキスする時、口紅をスッと取るのがいい。
次郎

次郎の感想・評価

4.2
原題「DESTRY RIDES AGAIN」。1939年公開とは思えない西部劇というジャンルに対する批評性。保安官というものは家父長制におけるマッチョな父と同義であり、発砲はすべからく射精のメタファーだ。そんな中で本作におけるジェームズ・ステュアート演じる主人公における有名保安官の息子でありながら銃を持たず、酒場でミルクを頼んで笑われても動じないその性格は何とも言えず痛快で、例え話として友人の例を持ち出すトークも気が利いている。そしてヒロインというよりはもう一人の主人公とでも言うべきマレーネ・ディートリヒもただ画面を彩るだけでなく歌い、誑かし、キャットファイトまで披露しながら腑抜けた男女を煽り立てる。登場人物の多くも個性的でどんちゃん騒ぎ、保安官をサポートする仲間も間抜けながら憎めない。冒頭に紹介される町名、ボトルネックというネーミングセンスから感じていたセンスの良さに間違いのなかった傑作。
No.124[おぉい!話し合い精神はどこいった!!] 74点

背中から撃たれるという行為自体は変わらないのに、おっさん二人と踊り子一人で意味が違うという面白さ。キスしようとディートリッヒの唇に顔を近付けると、その前に事切れた彼女は到達前に崩れて画面から消える。理論ゴリ推しで"こういう友人がいてね"という例え話をする拳銃を持たない絶対正義が最終的に二挺拳銃を抱えて突撃するのは些か問題だと思うが、そこに至る前の論理的思考はこの時代にしては先進的なんじゃないか。ちなみに、『大砂塵』とは全然関係ないのに、女たちが男たちに代わって戦うという共通点があるのは面白い。

素直になれよと言われたディートリッヒが動揺し、ジミーの後を追いかけて行ってズッコケたとこがとても可愛くて死んだ。
t

tの感想・評価

4.0
砂塵要素あったか?ムキになって暴れまくるディートリッヒが見れる
名女優マレーネ・ディートリッヒ演じる気っ風のいい娼婦がインパクトを放っている王道娯楽西部劇。ストーリーそのものは類型的。

コメディ的演出も多く見られ無駄に深刻ぶらない能天気なムードで展開されるので万人ウケする作りなのだろう。保安官役のジミーも相当魅力的。彼は不思議と西部劇と相性の良い印象を受ける俳優だ。大掛かりな酒場のセットなどいかにも「作られた」雰囲気が楽しめる。

出てくる悪党にしてもそこまで悪い感じがしないからどこまでもフレンドリーで可愛げのある西部劇になっている。非常に満足度の高い作品。

このレビューはネタバレを含みます

♪リトルジョー♪

悪玉VS善玉の図式もはまって、アクションあり、銃撃戦あり、ロマンスあり、ユーモアありのクスッと笑えるウエスタン・コメディ。

ボトルネックを牛耳っているケント率いる悪党共を、「法と秩序」を重んじる保安官(助手)トム・デストリー・jr.が法を遵守しながら解決しようとしていたんだけど、父親の旧友で保安官のディムズデイルが背中から撃たれ絶命したのを見て頭に血が上り、結局、2丁拳銃でやっつける話。

クズには「法と秩序」は通用しない。
奴等はバカだから。

ジェームス・スチュワートが良い⤴
銃を持たない優男だと笑い者になるトムだが、遊び半分で銃を撃つ男に、自分の腕前(百発百中)を見せて黙らせるというシーンね。
もう( 」゚Д゚)」惚れてまうやろぉ~ポイントが目白押し⤴

ディードリッヒも魅惑的⤴
けっこう派手な取っ組み合いをやってて驚いた。女優魂か。
シズヲ

シズヲの感想・評価

4.5
『駅馬車』と同年代の傑作西部劇。ジェームズ・スチュアートはぜんぜん西部っぽくない都会顔の俳優だけど、本作で演じる主人公は「法と秩序で事件を解決する丸腰の保安官」という彼のイメージと噛み合った異色のキャラクター性なだけに面白い。とにかく作中で強調される西部の荒々しい喧騒とは真逆な温厚でスマートな人物像が魅力的だし、凄腕の男が信念のもと敢えて銃を使わないというギャップも良い。ヒロインの煌びやかなマレーネ・ディートリッヒとの対照ぶりも印象に残るし、保安官のチャールズ・ウィニンガーなど脇役のキャラもなかなかに味がある。

作中の雰囲気もドンドコ銃声が鳴り響くオープニングから最高で、酒場のシーンでのぶっ飛んだ活気と喧騒が堪らない。もう馬鹿みたいに騒ぎまくる。髭面の男達による死ぬほど楽しそうなドンチャンっぷりだけでも「西部」のムード全開だし(このへんが主役であるジミーの性格とのギャップを際立たせることにも貢献している)、更には登場人物のユーモラスな掛け合いや動作のおかげで終始に渡って楽しくて仕方がない。

ジミーのキャラクター性で溜めに溜めたからこそ終盤の銃撃戦はカタルシス抜群で、それも大規模にやってくれるもんだから見映えだけでも迫力に溢れていた。女性陣が状況を変える意外性もインパクトがあって面白いし、最後にディートリッヒが取った行動も王道ながらグッと来る。まさしく娯楽西部劇の名作だったけど、それはそうと邦題の『砂塵』はぜんぜん内容にそぐわなくてふふってなる。
yadakor

yadakorの感想・評価

3.0
吹き替え声優のレベルが高い、ここんとこ完全に吹き替え派にシフトした
正義の味方が街にやってくるシーンから始まったりせず、ちゃんとピンチになってから呼ばれるとこが好き
スミス都へ行くと同じ年にもうひとつヒーローやってたんだな、当たり年だね
キャットファイトしてあしらわれるディードリッヒが新鮮。攻撃手段のも多彩だし
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