『セガール、遂に沈黙!』
ソレもそのはず。コチラの作品、いわゆる《沈黙詐欺》案件となっております。
"沈黙マニアもサジを投げた!"という噂も聞こえたこの作品、まさかの〈中国映画〉でありましてDVDジャケット2人、タイソンが悪役、セガールに至っては顔チョイ出しのゲスト出演であります。
"アフリカ通信インフラの派遣を争う中国vsヨーロッパ"という内容の物語をアクション映画テイストで作ったぶっちゃけ〈プロパカンダムービー〉なんですが(中国某通信会社の件があったからか?)、国威高揚であれどうであれ面白い要素もあればホメますよワシは。そんな事を理由に断罪とかする方に違和感を感じるぐらいで。
で、コチラの作品…
『何ひとつホメる要素がありません。』
単純にヒドい出来です。
映画としてただただ苦痛。
苦痛過ぎて笑いすら出て来ます。
歳を重ねサイズも小さめになったタイソンはセガールより出番は多いものの演技は見事に棒です。〈"棒"と言えばうまい棒かマイク・タイソン〉です。知らんけど。
セガールに至っては冒頭でタイソン含む数名相手に昨今では"相変わらず"になった手遊びする以外はもはや完全なる《客寄せ》です。
全盛期を切り離し今の方向になってからのセガール映画で単純に良い悪いとかいうモノではそもそもない上に、中国映画としても劣悪です。
本国で大ゴケしたというのも納得。セガールが出てなければ日本でソフト化されなかったのではないかと思われます!
(コレはもう断言しちゃうw)
新作で観てたらあまりの怒りに血管が大量に切れて救急搬送された可能性も否定出来ません。
仮に〈午後ロー〉で観たとしても時間の無駄レベル。
レンタル代¥100でしたが返して欲しいぐらいです。