ちくわ

7月22日のちくわのネタバレレビュー・内容・結末

7月22日(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

『ウトヤ島7月22日』を見てすぐの視聴。

ウトヤ島〜は事件の背景が全くと言っていいほど描かれていないので、事件の全貌を知る意味ではこちらの方がいい。

映画としては、事件そのものの映像は序盤のみで、その後は事件後にフォーカスしていて、中でも犯人と犯人の弁護士、被害者の1家族のみの話が中心になる。
もっと島での犯人側から、被害者側からの映像が見たかったというのが正直なところ。

2時間越えで後半はかなりダレる。
被害者やその家族が事件後の苦悩から、少しずつ立ち直り前を向いていく様子は、他のテロを描いた映画でもよく目にするので、もっとコンパクトにまとめて、惨劇の様子を中心に描いた方が事件を知らない人々に強烈な印象を残せたのではないかと思う。

と、偉そうに感想を書ける平和な今に感謝であるのと、
こんな映画が作られない世の中が訪れて欲しい。
ちくわ

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