mrかっちゃん

平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVERのmrかっちゃんのレビュー・感想・評価

4.1
2000年から始まった平成仮面ライダーシリーズ一作目仮面ライダークウガそして
平成最後の仮面ライダージオウ
1つの時代を駆け抜けたヒーローの存在意義に迫った記念作品。

今や人気俳優になるための登竜門とも呼ばれている仮面ライダーシリーズですが、特にクウガは僕が幼少期の時に放送していて、大人になってから改めて見返して作品に込めたスタッフの熱意と情熱、脚本の整合性の取れた設定と話運びそして、本当の強さと何か戦うということの意味を知り今でもオダギリジョー演じる五代雄介は変わることのない永遠のヒーローです。

平成仮面ライダーの歴史を総括した今作は、劇中で「仮面ライダーはテレビの中の絵空事で作られた虚構の存在」というメタ的な要素をメインストーリーに取り入れていて東映がこんなことをするとはと驚きました。

スタッフの仮面ライダーへの愛や当時の
オリジナルキャストがアフレコで参加したり、今や人気俳優となった「彼」もカムバックしているなどサプライズも満載でファンに対する感謝の気持ちが出ていて本当に良かった。
やっぱり平成仮面ライダーが全員集合する圧巻の絵はただ興奮した。
一人一人の特徴的な戦い方を短いシーンで最大限に演出していてこれが観たかったと心の中で泣いていました。

ストーリーはツッコミどころは多々ありますが、戦兎の「現実だとか虚構だとかそんな事はどうでもいい、今おれはここに居るしここで戦っている、それが真実だ」という台詞に今作のテーマが集約されていると思った。

例え現実に存在しないとしても、かっこいいと思ったり作品を観て心に響いた事があるならそれは紛れも無い真実で心にの中にヒーローはいるという証拠だと思う。
信じればいつでもヒーローは仮面ライダーはいる。
そういうことだろう。
それでいいんだ。

平成仮面ライダーの時代に産まれ一緒に歳を重ねられた事に感謝したい。
ありがとう。