2024年ついに、SF映画の歴史が変わる瞬間に立ち会ってしまった。
part1は世界観の説明と話の導入に徹した未知の惑星ガイドツアー編でしたが、キリスト誕生になぞられるようにポールがアラキスの救世主として覚醒していく英雄譚と功罪を問題定義していました。
ストーリーのシンプルさ故に世界観の壮大さと圧倒的なビジュアルとアラキスにいる感覚にどっぷりと浸かることが出来ます。
洗練されたメカデザインや美術は前作よりブラッシュアップされています。
本当にサンドワームや先住民達、ハンコンネン家がいるのだと思うほどの実在感です。
ポールは前作で父親や仲間を殺され意気消沈していましたが、アラキスの救世主神話に担がれ先住民の望まれたものに答えたいという思いが彼に乗り掛かった故に救世主へと変わったようにも見えました。
アラキスに行ってロケしてきたような圧倒的なビジュアルは唯一無二です。
新しい神話の誕生だ。