支持率歴代最低でありながら、不正献金もバンバン貰ってやりたい放題の悪徳総理大臣・黒田啓介。そんな彼が、ある日アタマに石をぶつけられ、記憶喪失になってしまった…
「記憶にございません!」観ました。
以下、ネタバレにございません!
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1シーンごとにキャラクターたちの言動で確実に笑いは取れています。しかし一本の長編映画として捉えると、やはり出来はお粗末。政治という既得特権の世界にイノセントな主人公が飛び込み良い方向に舵を切る…というアウトラインはキャプラの「スミス都へ行く」を参考にしていると思えたけど、クライマックスらしいクライマックスが無いのが致命的。悪役である官房長官との攻防が後半の見せ場になるのかと思いきや、線香花火みたいな収束でガッカリでした。日本人だけが楽しめるコント映像の羅列だと思えばハラは立ちませんが、日本版「デーブ」を期待していたらハズレです。 ギャラクシー街道よりは良い。あくまでそのレベル。