序盤、首相警護のSP陣が余りにも仕事出来なさ過ぎるのに興醒めしてしまい、幾らコメディーとは言っても設定の限度ってものがあるだろ、と期待薄モードで斜に構えながら観てしまったのだが。
結論、面白かった。
ただ予想してた三谷作品とはちょっと違った。
三谷作品は好きで、『ラヂオの時間』なんてもう10回くらい観てるし、『有頂天ホテル』もリピートしてるし、この2作を観ていつも思うのは、三谷さん天才だな、と。
その2作みたいなハイスパートでチカラ技的な笑いではなく、単発かつ的確なジャブで笑わせに来てる感じ。しかも手数はそれほど多くない。
『ギャラクシー街道』でふざけ過ぎて猛烈な批判を浴びたから懲りたのかもしれないw
最後のエンドロールで初めて「有働由美子やったんかい!」「誰だろうと思ったらローリーかよ!」とビックリさせられる手法も三谷作品ではお馴染みなので好き。
他にエンドロールで小さい名前のみ出てる三谷作品常連組もチラホラ。酔っ払いの近藤芳正しかり、スナイパーの川平慈英しかり。
天海祐希の出演シーン、あんなの初見で分かる訳がない。確認のためそのシーンだけ見たけどそれでも分からなかったw