先日予習した「Love Letter」に続いて鑑賞。
カメラワークとかお話の進み方とか、
全体的にどことなく「Love Letter」を彷彿とさせる世界観で、"なるほど、これが岩井ワールドか…"と納得。
せつない雰囲気に浸れて良かったです。
松たか子さん演じる主人公(？)・裕里の姉・未咲のお葬式のシーンから物語が始まるのですが、ストーリーが進むにつれて明らかになってくるその死の真相が意外と超ヘビー。
初恋の甘酸っぱさとか青春の面影だけでなく、
純粋な"好き"の気持ちだけでは幸せを続けられない、若さゆえのままならなさを描きたかったのかな…
予告編から、手紙のやりとりは未咲(のフリをした裕里)と福山雅治さん演じる鏡史郎だけのものと思っていたので、未咲の娘の鮎美・裕里の娘の颯香をも巻き込んで、何通もの手紙が紡がれていく展開はちょっと予想外でした。
「Love Letter」で手紙を書いていたミポリン(とトヨエツ)は(全く違う役柄ではあるけど)いたって普通にLINEでやりとりしてるっていうのもなんか不思議な感じだった。笑
広瀬すずちゃんと森七菜ちゃんの透明感たるや。
すずちゃんは近年の邦画ではお馴染み感あるけれど、七菜ちゃんの出演作は「天気の子」くらいしか観たことがなく、実写作品で観たのは初。
全部アドリブ？というくらい、お芝居とは思えぬ自然さで、思わず見入ってしまいました。
ビジュアルも小動物ぽくてかわいい。
神木隆之介くんも細かい表情の演技、さすがだったなぁ。
あと、噂の庵野さん。
「風立ちぬ」はアニメだったからよかったのかな。
実写だと、頑張ってることは伝わったけど、どうしてもちょっと異質感が拭えず笑ってしまう…笑
