にょこ

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のにょこのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初、若草物語。
綺麗な話だったなぁ…癒されました。
ホルガダメージがまだあるとはいえ、フローレンスピューが気になり見てみました。

シアーシャローナンって、本当に等身大の葛藤している役どころが上手い。
今作はどの役も素晴らしくハマっていると思う。

勝気で短気、小説を書くことが好きな賢くて家族想いのジョー
美しくも家庭的なベスにエマワトソン。
本当に美しくて、そんな中に気立ての良さや思いやりも感じられるベス。目の保養。
病弱で内気だけど芯のしっかりしているベス。
この子のピアノを弾くシーン、そして部屋の外の階段で聞くローレンスさん。
ここだけで、ジンとくるものがある。
 
ジョーと似た気質だけどジョーより、いくらか器用に立ち振る舞いができるエイミーにフローレンスピュー。
そしてローリー。所謂、放蕩息子、なのかな?
イケメン〜〜
けど顔だけじゃないティモシーシャラメ。
ジョーへの気持ちや視線。楽しんでいる様はまさに恋で、愛に変わる。見た目以上にキラキラしています。

『私はいつもジョーの2番目だった』と涙を目に溜めながらローリーに言うシーン。
ここ、実はローリーも同じなのかな。
ローリーもエイミーもジョーがいつも前にいた。
この2人が分かり合えたことは良かったのかな。
ジョーとくっつくと思ってたからびっくりしたけど。。

ジョーがローリーに今プロポーズされたらイエスと言う…っていうのも、、本当に切ない。タイミングよ!!!

『女には、心の他に知性も魂もある。美しさだけじゃなく、野心も才能もある。愛だけが女性にふさわしいと人が言うのに我慢できないの。だけど、とってもさみしいの。』と母に溢すジョーの気持ちは、男女問わず響く人は多いんじゃないだろうか…切ない。

ラスト、ジョーが家族の話を誰が読みたいと思う?小説の題材にしては小さい。と言うけど、そのあとエイミーが一蹴するのも良かった。
好きなことに情熱を持っていること。家族を思いやること。愛する人がいること。
結婚するかしないかはまた別として、愛する人がいることは良いことだし、どれか一つでも立派なドラマだと思う。
それを改めて気づかせてくれる作品でした。

そうそう、メリル・ストリープ。偏屈なおばさん役も良かったです。もっと見たかった。
にょこ

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