Fumi

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のFumiのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ひざの上にハンカチ準備してたけど、グスンとくることは最後までなく、ハンカチの出番なし。
本編ずっと、現在と過去のカットバックが続く。それはある意味、過去が光で現在が影という構図なんだけど、なにぶん影が薄い。(分量も少ない気が)
なんだかんだ原稿はお金になって、結婚したいと思えば、まわりの誰かいい人がいて。結構イージーモードじゃんねー。
これなら現代のほうが戦場だなと少し愕然としたりもした。

とはいえ若草物語は北軍側、負けた南軍側を描いた「風と共に去りぬ」では、同じようなお嬢様育ちなスカーレットが、あまりにひもじくなって畑のにんじんをほじくりだしてかじりながら「神様、二度と飢えはしません!たとえ人を殺しても」て言い放ってた。

ジョーよ、君に足りないものは「覚悟」だよ。とわたしからも言っておくよ。


これまで、人種差別や、LGBTQがテーマの映画はいろんな切り口でいくつも描かれてきたけれど、女性の生き方の提案や、行きづらさがテーマはまだまだこれからのような気がするな。

エマワトソン嬢は、相変わらず美しいんだけど、ずっと蝶よ花よの役しかしないのかな。どっかで打破する役をすることを期待したい。
一方のティモシーシャラメも、現代ぽさ(姿勢がなんだか現代っ子)が抜けてなくてあまりはまってなかったような。。

主演のシアーシャローナンはとってもよかった!
Fumi

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