母がジョーに言う。
私は意外と短気なの。でもその都度気持ちを静める。落ち着けようとする。怒りを抑えるの。そうするといつしか魂が強くなるわ。あなたも魂を高めて……
……なんとなくですが。うろ覚えですが。良心と愛情に溢れた母上のこの言葉が響きました。
社会の価値観はそのまま女性への価値観を映し出す。穏やかな母の変遷はとても激動だったのだろう。伯母との見えない確執も。
四姉妹は各々の価値を見出だし傷つき喜び生きている。とても素晴らしいことだ。誰の犠牲にもならず私の道を歩んでいる。
三女のベスの倹しさに憧れる自分もいたりして、そういう私の精神は身勝手だとは思うけど、ジョーとの最期の触れ合いは穏やかで良きひとときだった。「私のために書いて」
ジョー(たち)にとってそれらの時間や記憶はとても尊く、それは私たちが共通して感じてきた当たり前の事柄をとても新鮮に映し出してくれる。
感想ごちゃごちゃ。
シアーシャ・ローナン、益々素晴らしいです！メリル・ストリープやんわり惚れ惚れする。
