このレビューはネタバレを含みます
大切な人にはその人のことを思ったら真実を嘘偽りなく伝えるべきで、真実を言う側の辛さ、受け止める側のやりきれない気持ちが痛いほど分かった。(小説の感想を伝えるシーン、ジョーがローリーに想いを伝えるシーンから)
女性は結婚相手を見つけるべきという押し付けではなく、人間1人では野心も仕事もあったとしてもどうしても寂しさが残ってしまうかもしれないから、そんな時はドラえもんとのび太のような共に生きるパートナーといつか巡り合えるといいよねというニュアンスのメッセージをわたしはこの映画から感じた。
家族のありのままに近い感じ、現実がそこまで思い通りにいかないことがうまく描かれていて時代は違えど親近感を感じることができた。ローリーがジョーの次にエイミーに好意を抱いたのは、ジョーの代わりだからではなく、それよりもあの家族から滲み出る優しい穏やかな雰囲気に惹かれたのだと思ってしまった。4姉妹全員、母親の愛で育ったんだなと実感。
他の映画のことがどうこうではなく、この映画は感動の押し付けがないから、映画を見終わった時映画のキャラクター、映画自体全部丸ごと素敵だと心から感じた。
大切な人が亡くなった時、心の穴を埋めてくれるのはやっぱり人、亡くなった人と過ごした時間、思い出で、ジョーがそれを文字に起こすことで何気ない思い出は形として残り、ベスを悼む人皆の心の穴を埋めたのではないかと思う。
この時期映画館で見るのは少し抵抗があったが、やっぱり映画館で見て良かったと思える作品だった!できるならばもう一度見に行きたい☺︎