塔の上のカバンツェル

ブルー・マインドの塔の上のカバンツェルのレビュー・感想・評価

ブルー・マインド(2017年製作の映画)
3.9
スイス発のサイレントホラー。
初潮を迎え、セックスやドラッグ、スクールカースト的な同性間の友情など、大人の階段を登るにつれて少女の身体が徐々に怪物に変化してしまい…。

思った以上にある異形の"怪物"にがっつり変化していくので面食らいました。
また、劇中の足の指の間をこう…ハサミで…アレする場面などはグロ耐性無いので何回も失神しそうになりました。
(ああいう地味に痛さが想像できる系は本当あかん)

画の配色全体がパステルカラーの碧で統一され、清涼感あるグラディエーション映画となってます。

大人になることのグロテスクさと、思春期の友情の合間に聴こえる水の音が透き通る、そんな静かな余韻を残す欧州ホラー