ホラーに区分されていましたが、いざ観てみると思春期をむかえた少女の葛藤と身体が変化していくことへの戸惑いが組み合わさった内容で、ラストは感動できました。少女の成長というドラマ的な要素とオカルト要素が予想以上に相性が良く、面白かったです。
スクールカーストのクイーンビーの仲間に入れてほしい主人公。よくアメリカ映画やドラマである学校のカースト制度ですが、上に属する人達への嫌悪感と同時に憧れを抱く気持ちはわかるなぁと主人公の少女に感情移入しました。身体はもっと大切にすべきだけど、それも含めて思春期の悩みであり、感情が安定しない様がリアルだなと思いました。やりたい放題な少女達もかなり酷いが、チャラついてる男達のセックスしか頭になくてできないと逆ギレする姿が嫌悪感の塊だったので、こいつらはホラー映画よろしく魚のようにバリバリ食べられてほしいと思ってしまったw
身体の変態は痛々しく生々しく…CGの質感が作品の雰囲気に合っていて凄いなと思いました。ホラーらしからぬ結末に意外だなと驚きましたが、この展開は嫌いじゃなかったので、観て良かったと思いました。この作品でハッと気づいたのですが、道路を車が走る音と波の音ってちょっと似ていますね。
