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ステータス・アップデートのoden8のレビュー・感想・評価

ステータス・アップデート(2018年製作の映画)
3.1
ベタな学生成り上がりストーリー。
昔から描かれ続けている内容。
テーマは"らしく"。

SNSが普及してその使い方も千差万別。人の数だけ使い方がある。僕の感覚では、一昔前やと本当の自分をさらけ出せるオープンな隠れ家的存在やったけど。今や完全に社会の一部で、どちらも同じ。

主人公の学生も自分の中にある"らしく"と、周りから観た"らしさ"の狭間で葛藤する。
これは、どっちの生き方が素敵なのか…はたまた楽なのか…といった由々しきテーマかなぁと。

"らしく"生きるのには、責任と他者との軋轢に耐える力が必要。"らしさ"で生きるのには、人の評価を受け入れれる寛大な心とそれに応え続ける義務と変化し続ける対応力が求められるのかな。

どちらの生き方にもメリットもデメリットもあるよねぇん。僕は、どちらかというと"らしく"生きてる方が生きやすいかなぁ。

主人公の男のコが、時折若い頃のディカプリオ様を逞しくした感じに観えて魅力的。
スクールモノに使用されがちなミュージカル風の演出もまぁまぁ。(そもそも僕はミュージカル映画が苦手)
もうちょっとコンパクトな作品のがよかったかなぁ。
家族の形や学友達は、現代的にアップデートされてるのかなぁ。

ちょい役やのに、ファムケ·ヤンセンおねぇ様のインパクトが凄すぎる。

僕達が学生だった時よりも、今の学生さんのがいろいろと大変そうねん。

Cast(役者·キャラ) 3.5
Story(物語) 2.5
Architecture(構成) 2.5
Picture(画) 3
Acoustic (音) 4
22-425
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