最初はトニーに対して、なにこの粗悪な人間は!って思ったけど、家に帰ると奥さんに優しく、子供たちにも好かれてる二面性。
でも家に来た黒人の修理業者に対する黒人差別的な態度に、また失望を感じたりもしつつ。
そんなトニーが黒人の世界的ミュージシャン ドクター・シャーリーに用心棒として雇われ、2ヶ月間のツアーに出かける。
ほぼ黒人のバーでドクがピアノを弾き、既にいた他のプレイヤーたちも入って、演奏が始まり、店のみんなが一体化して盛り上がるシーンが好き。
その前に「黒人だから」という理由だけで、そこでこの後演奏するVIPなのに、レストランで食事が出来ない仕打ちを受けていただけに。
トニーが自らも黒人差別をする人間だったのに、ドクと旅をする中でドクのことを好きになり、それによって考え方も変わっていく。
そしてドクと共に差別に立ち向かうようになる。
対してドクの方も。
教養を身に付け、粗悪な言動は絶対だめ!な性格だったのが、トニーの人柄を知るにつれ、言動よりも大事なのは中身だと理解していく。
フライドチキンを車内で2人でむさぼるシーンもよかったよね!
そして骨は外に投げ捨てる!!
トニーが奥様に書く手紙をドクが添削して、トニーも手紙を書くのがどんどん上手になっていったところもいい!
それを奥様は全部分かっていて、最後ドクに手紙をありがとうって伝えるところも!!
これが実話だってこと、そしてこの後2人はほんとに友情を育んでいったこと。
ドクの寂しさも少しは減ったんだろうなと思って、すごく暖かい気持ちで見終わりました。
とてもー!よかった!!