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グリーンブックのcandyのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.8
自分は何者なのか。

差別が色濃く残る南部への演奏ツアー。
黒人一流ピアニスト、イタリア系アメリカ人の運転手。

黒人であるというだけで、どんなに素晴らしい人間性や才能をもってしても、取り去ることができない、白人との壁。

そして、セレブな一流のピアニストであることでまた、"労働力"である多くの黒人とも壁がある。

誇り高い生き方をしながらも、心から安らげる居場所を持てない孤独な生活。
黒人だから、白人だから、という枠ではなく、自分は自分であることを、二人の交流の中で確立していく。

シャーリーは恵まれている。
作品賞の受賞に否定的な意見があったことは納得できる。
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