冒頭、流れるようなワンカット& July treeで運命の出会いを描いたところでもうやられた。すばらしい！PTA！
美男美女とはいえない、本作で俳優デビューの限りなくナチュラルな主役2人が初々しくてもどかしい恋を描くのにがっつりハマっていて、すごくよかった。
サイドストーリーに出てくる俳優陣の使い方が贅沢！そしてどれもかなりいい味出てて面白い。
映像美に軽快さと濃さの入り混じった個性的なストーリー、70年代のコスチューム、メイク、音楽、どこをとってもクールでエモーショナル。
怖いものなしで生意気な15歳と、現実的で未来が見えない25歳。頭と心が相反するもどかしさ。
「あの頃」を知らないし自分が経験したことではないのに、「あの頃」に戻りたいと思ってしまう、かっこよくてあたたかい作品でした。
