このレビューはネタバレを含みます
すごく良かったです。
他の方のレビューで
「最強のふたり」と似ているため、どっちのテイストが好きか。最強のふたりのバディ感がたまらないという人にはやや薄味かも。人種差別問題を扱った作品は多いが、社会的地位の高い黒人の苦悩を扱った作品は少ない。
という内容を拝見させていただき、観る上での気持ちが定まり、観ているときも楽しく観させていただきました。
ほんとにその通りでバディ感は薄かったですが、大人の通じ合う感じもたまらなく良かったです。
最近はたまたまですが人種差別の映画によく出会います。前回は「大統領と執事の涙」こちらもすごく良かったです。
トニーの荒くれ者だけど、愛がありまっすぐなところが良いですね。
力とお金でなんとかしようというところも好きだし、最後の方はドクターのお陰で話し合いや我慢をしているところも良い。
お互い信頼して尊敬できる部分があるからこそ相手の意見を受け入れられる。
ラストのシーンで差別用語を指摘するトニー。それを嬉しく思う奥さん。そしてドクターとのハグは思わず笑みがこぼれてしまう。
暗くなりすぎに差別のことを伝えてくれて、しっかり考えさせられる。
温かさもあって良い映画です。