【こんなに怖さが伝わらないホラーは初めて】
※ボロカス書きます。ごめんなさい。
今作はPOVホラーの
「命の危機なのに、なんでカメラ回し続けるんだよ」
という弱点に対し、
「YouTubeの視聴数を増やして、広告収入を稼ぎたいから」
という人間の汚い欲で
カメラを回し続ける違和感に説得力を持たせています。
YouTubeという今風のツールを取り入れつつ、飽きのこない視点づくりに成功してるところは素晴らしいです。
しかし肝心のホラー映画としての怖さは全く感じなかったです。
というより
怖さが伝わらなかったという表現の方がいいかもしれません。
まず本格的にホラーの描写が入ってくるのって物語の2/3が過ぎた頃ら辺なんですよね〜
さすがに長いっす。
ラスト1/3で怒涛のホラー描写ラッシュかと思いきや、
怖がらせるポイントもめちゃくちゃ少ないです。
そしてそのポイントも既視感溢れる内容で、、、。
1番問題なのは、病院でかつて何が起こっていたのか、
探索で何一つ解明されないので、
怖がらせるモノの正体が最初から最後まで分からないことです。
別にホラー映画にストーリー性は求めませんが、
病院での恐ろしい背景が分かることで、
より怖さが増幅していくのでは?と思います。
それに加えて、POV視点でカメラの切り替えが早いので、
何が起こっているのか分かりづらく、
登場人物のセリフで理解できるレベルです。(個人差あります)
怖がらせるモノも分からない、
何が起こっているのかも分かりづらい、
こんなに怖さが伝わらない映画ってあるのか?
観終わって別の意味で背筋が凍りました。