長回しが入ったり、カメラワークがなかなか面白かった。(特に冒頭、7拍子のアンスクエアダンスでの長回しはオシャレで、政治映画の感じではなかった)
冷静に考えてみれば、彼がスキャンダルで失脚するだけの話。
そのスキャンダルも女性問題。
時期大統領候補だったのに、、、
それも大事な時期に。
本人はこんな事になるなんて思わなかったようだが。
政治的手腕があれば、女性関係にだらしなくてもいいのか?
妻に誠実になれない大統領は、国民に誠実になれないのか?
あの、ヨットで彼女に会う時の彼の表情がなんとも、、、(その時のカメラワークは面白かった!)
記者会見の場面がクライマックス。
ゲイリー・ハートと記者とのやり取りは緊張感があった。発する言葉一つで、その場の雰囲気、立場が変わる。ああいうところで、政治家の資質や頭の良さが出てしまうのだろう。
もう少し上手く立ち回れば良かった?
支えてきたスタッフ達の今までの努力を思うと、、、
おまけに浮気が発覚しても強気発言。
政策か人柄か。
ジャーナリズムとゴシップ。
スタッフの昔とは違うという言葉を信じず、有権者の気持ちを汲み取れなかった彼は、政治家には向いていなかったのだろう。
観終わって何だか少し微妙な気持ちに。
面白かったんですが。
激しく問題提起している感じがなかったからかな。