瀬口航平

アンソニー・ホプキンスのリア王の瀬口航平のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

個人的には嫌いじゃない。

あれだけ現代的な舞台にして、言葉はシェイクスピア、というのは、やっぱり少し浮いて聴こえるのかなあ。
展開していくにつれて気にならなくなったけども。

リア王、何回か観てるけど、個人的には、お前のこと忘れてないぞ、的な、シェイクスピア作品の中でも随一の感動シーンが、少し流れてしまってるのが惜しい。。
だいぶ前に観たNTLでは、そこがかなりクローズアップされてたからとても好きだったんだけど。

演技はみんなやばい。
役名忘れたけど、個人的には悪巧みする奴の芝居がすごい。リチャード三世みたいだよね。場を動かすエネルギーが半端ない。

ゴネリルとリーガンは、悪女とか呼ばれることあるみたいだし、今もそんな演じ方されることあるのかな、って思うけど、決して悪女ではない。リア王があまりにも傍若無人だから、そりゃこうなるよね、って思う。多少やりすぎかもだけど、まっとうな反応だとは思う
リア王がものすごく最初から最後に至るまでに変化していたから、それがびっくり。そうか、こんなに変わるのね。
瀬口航平

瀬口航平