Yuki

華氏 119のYukiのレビュー・感想・評価

華氏 119(2018年製作の映画)
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兎にも角にもFight Songは大好き
ヒラリー側の映画かと思ったらそうでもなかった。

政治に対して情熱的になれるアメリカ国民がすごいと思った。でも、投票率はそこまで高くないっていうのも見る、、、
トランプの賛成反対はさておき、前半の重鎮たちのセクハラは不快に思うところがあったり、レイシズムのシーンは見てて辛かったり、水のこととか、銃の問題とか、感じることは沢山あったけど、ラストで字幕に対して信用できなくなって、もうこの映画が全部台無しにって感じなので評価無し。

聞いていてあれ?ってなったのがラストのスピーチ。字幕と一致しないような気がして、スクリプト調べて訳してみたけど、やっぱり違う気がする。一つに疑問を持つと一気にこの映画に対して疑問を持つようになってしまった。英語がそれほど得意じゃないから尚更。他にも私が気付けなかったズレがあるのかな、、?

調べたら、字幕監修:池上彰。。。


my friend Carmen would never complain to me about piano practice.
Aaron Feis would never call Kyra “Miss sunshine,”
Alex Schachter would never walk into school with his brother Ryan, Scott Beigel would never joke around with Cameron at camp,
Helena Ramsay would never hang around after school with Max,
Gina Montalto would never wave to her friend Liam at lunch,

の字幕がこのように↓

友達のカルメンは二度とピアノ練習のグチは言わない
アロンは二度とキーラをデブと呼ばない
アレックスは二度と兄弟と登校しない
スコットは二度とマックスとふざけない
ヘレナは二度と放課後ダベらない
ジーナは二度とリアムに手を振らない

翻訳してるサイトみて、やっぱり違うと思った。

「Miss Sunshine 」を「デブ」と表現することや、本来なら「スコットは二度とキャメロンとふざけない」「ヘレナは放課後にマックスと遊ばない」とあるはずのところが、「スコットは二度とマックスとふざけない」となっているのがひっかかりました。

調べると、Aaronさんは先生で、生徒の盾になって亡くなったらしい。きっとKyraさんのことを親しく思ってMiss Sunshine って呼んでたんだと思う。この人のことを直接は知らないけど、字幕作る側だって一緒だと思う。安易にデブって訳すのは何故?

日本のことを思うとトランプ支持する人たちが結構日本にいるのはわかるけど自分がアメリカ人なら大統領がトランプはきつい。
この映画は切り取ってたり偏ってたりもあるとは思う。でも熱と勢いを感じる。コロナもあるし、フェアなんて当分の間は存在しないと思うから結局は一人一人がどこまで興味関心を持って知ろうとするか、動くか。

ほかの感想色々あったけど忘れた。
Yuki

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