「支えてくれたファンに向けた感謝の作品！」
銀魂のアニメが好きで、それを手がけた藤田陽一さんが監督すると聞いて、テレビシリーズ1期はリアルタイムで視聴してました。6つ子に個性を持たせ、豪華な声優陣を起用し、メタギャグやパロディのオンパレードの悪ふざけぶりには度肝を抜かれたのを覚えてます。パロディがえげつなさすぎて1話がお蔵入りなるほどのぶっ飛びぶりです。
TVアニメはそんな個性豊かな6つ子たちによるショートコント集でしたが、劇場版という事でそのギャグぶりは健在でありながらも、感動要素も入れるという展開。
感動的なものもある程度好きなので期待していたのですが、序盤から中盤にかけてギャグの応酬は声を出して笑ってしまうほど楽しかったのですが、後半の感動パートは唐突感もあり乗れなかった部分あります。
さらにキーパーソンとなる高橋さんはいわば6つ子たちを支えてきた女性ファンの化身のような立ち位置だったのでおそ松さんファンの女性達の方がより楽しめたんだろうなと感じました。
ギャグパートはおそ松くんとおそ松さんを繋ぐ高校時代という事で、没個性から個性を獲得していく思春期の黒歴史的なあるあると絡めて大いに笑わせてもらいました。
おそ松さんのキャラクターや世界観をある程度知っている方には十分楽しめる作品かと思います。
