ロックストロンゴ

ジョーカーのロックストロンゴのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

物凄い映画を見てしまった…
見終わった後放心状態が続く…
アメコミじゃないけど、ミスティックリバー見終わった時もこんな感じだった…
ショック状態のような感覚に陥る作品。

心優しい青年がどうやって悪のカリスマになったかを描いた作品。

ただの心優しい青年ではなく、闇を抱えた青年が徐々にじわじわと精神を蝕んでいく過程が辛い…終盤の凄まじさもすごい。

劇中のサウンドトラックがホアキンさんの演技とシンクロしていて、本当に良かった。どんよりとしたBGMや心がさけるような音のヴァイオリンの音色。

ホアキンフェニックスさんの演技力が本当にすごい!!!!
劇中ベラベラと話すわけでもなく、佇まいだけで、説得力があり、
歴代ジョーカーの中でも(TV版ジョーカーは未鑑賞)個人的には1番怖い。
本当に狂気の化身となっている。
ヒースレジャーのジョーカーは、怖いけどカッコ良さも感じるしヴィランとして完成してるから、作品の中だけの存在として安心感があった。
でもホアキンフェニックスさん演じるアーサーのジョーカーは本当に怖い。実在していたら…と思うと怖すぎる。

そしてこの映画を見た人がジョーカーになってしまうんじゃないかとちょっと思ってしまった。

※Filmarksのコメントを見て、事前に
マーティン・スコセッシ監督のキングオブコメディを鑑賞してから、今作を見ました。この作品を見る前にキングオブコメディを見ているとリスペクトを感じるシーンや描写があり、より楽しめました。