miminaga

ジョーカーのmiminagaのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.1
もうこんな風な人生だったら、ジョーカーになっちゃうのも無理ないよなんて思ってしまうほど見ていて辛い。見た次の日になっても、ジョーカーの残像が何度も頭に浮かぶ程、衝撃的だった。もう何が善で何が悪なのかわからなくなりそう。だってそもそもアーサーが何かした?そのアーサーに世間は何をした?それでもジョーカーは悪者なんだよなと思うと理不尽で苦しくなる。「善悪は主観」まさにその通りだと思った。救いはスコセッシ作品へのオマージュ的なシーンに気がついて我に帰るときぐらい。予習しておいてよかった。ジョーカーでいる時の生き生きと、そして堂々とした別人のようなアーサー。悪なのにとても魅力的に感じた。ホアキン、素晴らしい。
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