開始10分ですでに涙目、そこからずっとがまんするしかなかった一本(泣きすぎ)
タイトルバックが秀逸。
ジョーカーはカッコイイ。
愛も情も存在意義もすべてなくして、ついにはあっち側へ振り切ってしまった悲劇の男(本人は頑として喜劇といって譲らない)
大人はあれはやってはいけない、これはしてはだめというけれど、そのすべてがこの世に蔓延している。
ジョーカーは、その嘘を暴いてくれる。
俺たちにはできないことをやってのけてくれる。
正義ってなんだろう。
ひとそれぞれでちがう?
だったら自分はどっちにいけばいいんだろう。
未知こそ最大の恐怖
よくわからないことほどこわいことはない。
正義だろうが悪だろうが関係ない。
こっちだよ、とわかりやすい道を指し示してくれる。
だから、ジョーカーはカッコイイ。
だけど、本当にそれでいいのだろうか。
本当に、本当にこのお話をダークナイト三部作観てから観てよかったとおもた。
でなければルクアの大エスカレーターのてっぺんで俺はダンスしながら←病院へ行け
この閉塞感しかない世の中、あっち側に振り切ってしまった方が楽なのは明白で。
だけどきっと、みんな知ってる。
ヒーローはどこにだっている。
誰にだってなれる。
カンタンだ。
隣でふるえる愛も情も存在意義もすべてなくしてしまったひとの肩に上着をかけ、世界は終わらないと励ましてあげればいい。