思ってた以上にハチャメチャで笑えた!てかくだらな過ぎて呆れた 笑。
フィンランドのド田舎のオタクなメロディックデスメタルバンドが、ノルウェーのメタルフェス出演目指して無茶するコメディ。
バンド名は「インペイルド・レクタム」(=直腸陥没!)、自称のジャンル名は「終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル」、唯一のオリジナル曲の曲名は「溢れ出す分泌物」、ギターがリフを思いついたのは親の食肉工場でトナカイの肉が粉砕機に挟まって変な音を立てた時などなど、とにかくアホ過ぎて爆笑。
メンバーはみんな純粋で大まじめなのがミソ。キャラも立ちまくってて、介護施設で働く主演のボーカルは、気が優しいけど緊張するとゲロを吐く設定。図書館勤めのベースはメークや衣装がマヌケ過ぎ。みんなでフェス目指してやる行動は酷い。メンバーだけでなく、ノルウェーとの国境越える時の警備隊の行動もバカバカしさ満載でした。
ノリは「スパイナルタップ」や、メタル版「ブルースブラザーズ」(特に後半のノルウェー国境のシーン以降)って感じ。メタルバンドのアホな本質がきちっと描かれていて好感でした。曲は意外と悪くないし、最後は一応きっちり感動させられました。
メタルファンだけでなく、幅広い層にオススメしたいおバカ映画です。ハリウッド映画のように、ただバカバカしいだけでないのが魅力です。