LEE

皆殺しの掟のLEEのレビュー・感想・評価

皆殺しの掟(2018年製作の映画)
3.6
デンジャラスミッションのキャストで贈る一本
予想通りの作品だった


ストーリーは可も不可もなくといったところ
香港ノアールでもよく見る弟に嫉妬した兄が反旗を翻すというもので、あんまり予算はなさそうだったけど撮り方がうまかったので貧乏くさい感じにはなっていないのはよかった


それで本作を見るからには気になるアクションなんだけど、やっぱりデンジャラスプランとかダイファイティングとかそこら辺のスタントマン映画と同じ感想になってしまう
アクションをしている人たちの身体能力か素晴らしいのは見てわかるし、スピード感はかなりのものだと思う
しかし、ここを見てほしい!というインパクトの瞬間がないメリハリのないアクションになってしまっていて、折角の高速アクションもなんだか早送りの映像を見ているような感じ
その最たる例としてはスローモーションを全く使っておらず、別にたくさんスローモーションを使うことが良いことではないけどどこを見せたいのかをハッキリさせて欲しかった(あともっとアップを入れたり
そしてせっかく片手を手錠で繋がれている状況という面白そうなシチュレーションも全く活かせてないし、ドラッグでラリっている設定なのに敵が来たら急に普通の状態に戻ったりとアクションとストーリーが剥離しているのも気になった
YouTubeに上がっていたら見てしまうけど、映画の中のアクションなのでそこにあったものを作って欲しかったというのが正直なところ(要求が高すぎる?



アクションが動けるだけに勿体ない一本
でも全然そこらのアクションよりはちゃんとしてるので気になる方は見てみては?
LEE

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