暮色涼風

ティム・バートンのコープスブライドの暮色涼風のレビュー・感想・評価

3.6
フルCGかと思うほど綺麗なストップモーションアニメ。
もしもティム・バートンが日本人だったらどんな作家になっていたのだろう。
ジブリで下積み・貢献して、独立して、アニメと実写の二足のわらじで成功していたのかな。それって庵野秀明じゃん。


"結婚相手に求めるものとは?"

地位や経済力というのなら、愛がなくても誰でもいい。
愛を求めるなら、相手が死者でもいい。

いや、それは流石に綺麗ごとだな。
「死が二人を分つまで」と誓うのだから(笑)
というダークコメディ。

他人から見たら、ただのありふれた人も、自分にとっては、この世でたった一人の特別な存在となる。
互いに懐き、思いやり、愛し続け、小さいことに我慢強くなることができれば、一生を添い遂げる相手に誰でもなり得る。
誰でも、それはつまり、運命の人なんていないのだ。
と最近、今さらながら『星の王子さま』の20〜21章を読んで思った。
暮色涼風

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