このレビューはネタバレを含みます
遥か彼方の遠い宇宙へ思いをはせる。
知的好奇心へのあくなき探究。
人間が人間たりえる究極の理由ではないかと思います。
冥王星での親子の再会というのも、なかなかロマンチックなものがあります。
ただそのテーマをいまいち表現しきれていないですね。
二大俳優の共演にしては、いささか地味な作品です。
父親に会いたくてしょうがないという感じではなく、親子の再会のシーンも別れのシーンも劇的なものはなく、淡々としていますね。男同士の親子というのは、アメリカ人といっても現実はこうなのかもしれませんです。
宇宙空間の闇と静寂がベースにあり、後半はほとんどB.ピッド演じるロイ マグブライト少佐のみのシーンが多く、非常に静かな展開です。ただ光の演出はきれいですね。
いつかはわかりませんが、将来実際に起こりうるなかなか現実的なSF映画ですね。