92歳で天寿を全うされたウォーレン夫人のご冥福をお祈りします。
ストーリーはほとんど無に等しいものだったけれど、単純にハラハラドキドキしたいだけだったので、その欲は十分に満たされた。
「死霊館」からスピンオフまで、シリーズ全部見てきた人たちにとっては最早安心感すら覚えるアナベルの顔面から映画スタート。
ウォーレン夫妻のコレクションが全部動くという頭のおかしい予告編に違わぬ大暴れっぷりで、もう最高かよ、と。シリーズの中では一番頭空っぽで見られるね!
物語を動かすキーパーソンのダニエラちゃん、ただのお馬鹿さんかと思いきや、彼女にも彼女なりの事情があったのね。それでも的確に地雷を踏み抜いていくファンキーな彼女のシーンは、「何やってんだバカ!!!」と内心叫んでしまった。
ベビーシッターのメアリーは、あまり印象に残らないキャラクターだったな……でも良い子。ホラー映画の必須条件である喘息持ちだし。この設定はあまり要らない気がするけど。
ジュディちゃんは不憫でならない。アナベルと添い寝とか拷問かよ……。
今作の見所はなんと言っても、あらゆる曰く付きコレクションが動き回る、というところ。驚かせ方にもバリエーションがあって退屈しない。日本甲冑ちゃんほんと無害可愛い……ぶっ倒れたのも不可抗力って感じだったし。
しかし残念ながら、我らが極悪シスター、ヴァラクさんはリストラされてましたね。個人的な推しであるへそ曲がり男もリストラされてて残念。
死霊館シリーズ、次はどんな話が来るだろう?今のところハズレなしの鉄板シリーズとして愛好しているので、次回作にも期待。
へそ曲がり男のスピンオフが来たら嬉しい(小声)