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マスターズ・オブ・ホラーのoden8のレビュー・感想・評価

マスターズ・オブ・ホラー(2018年製作の映画)
3.8
ホラー映画のバラエティーパック。この作品システムが、ホラー映画に限っては僕にハマったよねん。

そもそも、ホラーってジャンルが一番難しいのではないかと。一つの作品で、恐怖を描ききらなければいけない。それに恐怖に対して人は、耐性がつき鈍感になっていく。というのも、恐怖の正体は"未知"だと思うのね。理解できないモノに、恐れの感情を抱くのですよん。
だから、理解が追いついた瞬間に恐怖は別のモノに変わる。それは、悲しみや怒りかもしれないし、軽蔑にだってなりえる。だから、恐怖の正体を明かすべきか否か問題が出てくる。そうするとリアリティがなく陳腐に感じてしまう。
だから、ホラー映画の評価は難しいのだよん。

この作品は、上記の問題に僕がぶち当たる寸前ぐらいで次のチャプターに切り代わるの。だから、鑑賞中はほぼほぼ永久的に恐怖を堪能できるのですよん。それに、いろんな種類の恐怖を味わえるのも嬉しいよねん。

ホラー映画としての、それぞれの恐怖クオリティは上の下か中の上といった感じではあるものの。120分間での、恐怖の回転率を考慮するとお得感満載の作品。
それと、ホラー映画の楽しみ方についても考えさせられるいい機会になったよね。僕が映画に対して、どれだけ欲張りで我儘ってことを改めて痛感したよねん✋🙈www
映画を沢山観る楽しみ。それは、追求することで見えてくる自分と。多くの刺激に感化され変化していく自分がいるからなのかもしれない。

Cast(役者·キャラ) 3
Story(物語) 3.5
Architecture(構成) 4.5
Picture(画) 4
Acoustic (音) 4
23-124
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