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麻雀放浪記2020のTAKEZOHのレビュー・感想・評価

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)
2.0
白石和彌の大博打!? これぞ日本映画界に風穴を開ける九蓮宝燈!!
公開前にピエール瀧の逮捕、2020東京五輪中止という設定に政治家がクレームいれたという話題性という流れ、
ヒット作が続き栄えある(?)日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞しても守りに入らず強牌していくその様はギャンブラーのようあり、
暴牌のような雀士坊や哲が2020年にタイムスリップするというひと昔前の日本のB級SFっぽくつくられた画と設定は一見荒唐無稽にみえるが、ディストピア化した映画内の日本と敗戦後の日本、格差社会が広がる今の日本は差して変わらないという皮肉と、斎藤工が童貞を全力で演じる姿は、ゆとりのない時代に諦めをサトった現代人に対して理屈じゃないモノを魅せてくれている!!!
出来きはともかく、今観るべき作品であることは間違いないだろう。
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