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氷の季節のhoneyhollowのレビュー・感想・評価

氷の季節(2018年製作の映画)
4.0
始終どんよりとした北欧の空。寂寥。不作。貧困。寸詰まり。そんな中、コーヒーに入れられた砂糖の甘味はまさに一発逆転脱出の旨味。持たざる者から持つ者になる支配的喜びが家族のためという大義名分と絡む阿漕さと、それと同時に失っていくことの残酷さのパンチを食らっていたところにラスボスの上書きの衝撃でノックアウト。硬質で端正な筆致の皮を被ってるだけによけい戦慄。
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