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ヒズ・マスターズ・ヴォイスのlpのレビュー・感想・評価

3.0
東京国際映画祭にて鑑賞。

コンペ12本目はハンガリーの『ヒズ・マスターズ・ボイス』。ワールドフォーカスの『全く同じ顔の三人の他人』と迷ったけれど、やっぱりゲスト登壇予定のあるコンペだろうということで、今作を鑑賞することに。

行方知れずの父親を探す兄弟の物語と、謎の宇宙船の物語が並走する今作。やがて2つの物語は「人類の起源」というキーワードの下に合流する。
人類のオリジンを巡るSFとしては新しさを感じなかったけれど、パールフィ・ジョルジ監督による圧倒的な映像表現が目を引く。抽象的な映像表現が詰め込まれており、なかなか難しい映画だ。
上映後のQAで「SF映画が求められる理由」や「ラストシーンの意味」など、監督の話を聞くことで解釈が進む。これぞまさしく上映直後にQAがある映画祭の醍醐味であり、贅沢な映画体験だ!

11月1日にもう1回上映の予定があるので、気になっている方はぜひ映画祭で今作を体験して欲しい!
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