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虐待の証明/ミス・ペクのemilyのレビュー・感想・評価

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)
3.9
母親から虐待され、レイプ事件に巻き込まれ逮捕され、出所後も荒れた生活をしていたペク・サンア。ある夜、9歳の少女ジウンと出会う。昔の自分と重ね合わせ、彼女に手を差し伸べようとするが...

少女が徐々に心を開き、主人公も優しい表情をみせる。彼女と関わることで再び自分の過去と向き合い、人として自分のできることを探そうとするが、そう簡単にはいかない。

辛い現実、無能な警察、いつだって大人の犠牲になる子供達...どこまでも果てしなく続く夜、何もできないかもしれない。でも見捨てることはしてはならない。現実をしっかり見て、必ず手を差し伸べなければいけないのだ。

少女を通じて過去に向き合い、生きること、誰かを守ることの大切さを知る。彼女の母親もまた苦しみペク・サンアを手放したことを明かされ、少し救われる。

誰かを守るということは、その人のことを一番に考えること。小さな体で全身でペク・サンアを守ろうとしているジウンが切なくて愛おしい。涙が止まらない..あなたは大切な人のためにすべてを犠牲にできますか?
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