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虐待の証明/ミス・ペクのrosechocolatのレビュー・感想・評価

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)
4.0
TIFF2018にて

単なる家庭内の児童虐待の話に留まらず、当事者と過去の体験者の出会いによってどんな反応が生まれるか?を物語化しているところがいい。

ジウンの継母と、ペクとのタッグマッチはなかなかの見どころ。虐待しているのに子を手離さない、依存症の親の意地汚さと、虐待許すまじの対決は、どちらもそれぞれの生き方の本質に関わる部分だけに譲らない。そこへの伏線というか、その展開になるとわかってはいても、女の1番残虐な部分を剥き出しにした闘いが真に迫っていてよい。韓国映画にありがちな、なあなあな展開も少なくてよかった。
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